年中降り注ぐ紫外線、電子機器などから発生する電磁波、化学物質、食品添加物、喫煙・・・。これらの要因は、身体を酸化させる活性酸素の過剰発生につながっているということをご存知でしょうか。科学の進歩や技術の発展に伴い、世の中がどんどん便利になっていくことはとても素晴らしいことです。しか…
老化を促進する酸化と糖化は決して別の次元で起きている話ではありません。両者は密接な関係性を持ち、老化の加速につながっているのです。 本来、活性酸素は身体の免疫機能としての役割もありますが、私たちを取り巻く多くのストレス要因によって体内で過剰に発生すると、健康な細胞を傷つけ酸化させ…
健康と美容を維持するためには、活性酸素の過剰発生を防ぐことが大切です。その役割を果たすのが、細胞がつくり出す「抗酸化酵素」です。抗酸化酵素にはSODやカタラーゼなどがあり、体内で活性酸素が増え過ぎないように消去・抑制し、バランスよくコントロールしています。 ところが、残念なことに…
私たちの健康と美しい肌は、全身に張り巡らされた血管と、その中を流れる血液によって支えられています。 血液は、身体を構成する約60兆個の細胞すべてに酸素や栄養素を運搬するとともに、身体の正常な機能を維持するホルモンや酵素、さらに体内に侵入したウイルスや有害物質に対抗する免疫物質など…
身体や肌の老化は普段から気にしていても、血管の老化に気づく人はなかなかいません。血管も身体や肌と同じように、年齢とともに老化していきます。さらに脂肪や糖質の多い食事、多量の飲酒、運動不足、喫煙などの生活習慣や大気汚染、食品添加物、電磁波など、日常的に受ける過度のストレスは、活性酸…
血管の中には、血液の巡りをよくする機能が備わっています。そのひとつが「一酸化窒素」の存在です。 一酸化窒素とは、血管内皮細胞の中で体内にもともと存在するアミノ酸の一種アルギニンが、同じアミノ酸のシトルリンに変化する過程でつくり出される物質です。その働きは血管を拡張し、血流を促す作…
本来、シトルリンもアルギニンも体内でつくり出されるアミノ酸ですが、加齢や多くのストレス要因で過剰に発生する活性酸素の影響を受け、その量は徐々に減少し、同時に一酸化窒素をつくり出す力も低下していきます。そこですこやかな血管維持のためにも、一酸化窒素の合成に関わるシトルリンとアルギニ…
私たちのすこやかな毎日は、細胞一つひとつの正常な働きによって支えられています。臓器・血管・血液・筋肉・皮膚、さらに、身体の働きを調整する酵素、ホルモン、免疫物質もすべて細胞の集まりによって成り立っています。そしてこれらの細胞を構成する主な成分はタンパク質です。つまり、生命の維持に…
身体にとって有害なアンモニアは、本来、尿素回路によって解毒される物質なのでそれほど心配はいりません。しかし、現代社会に生きる私たちは食の多様化や生活環境におけるさまざまなストレス要因によって肝臓の機能が著しく低下している傾向にあり、尿素回路の衰えが問題視されています。 アンモニア…
尿素回路におけるアンモニアの解毒には、体内で合成されるオルニチン、シトルリン、アルギニンの3つのアミノ酸が関わっています。肝臓の中でこのアミノ酸が増加すると尿素回路の働きが活性化し、アンモニアの解毒が促進されます。 ところが加齢や現代社会におけるストレス要因の増加によって体内のア…